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歯周内科治療

投稿日2020/02/10

カテゴリー一般歯科

歯周病とは?
歯周病というのは、かつて歯槽膿漏(しそうのうろう)とも言われていた病気で、歯周病菌と呼ばれる細菌が原因で起こる、感染症です。

歯周病は、歯周病菌が出す毒素によって歯の周りの骨が溶けてしまう病気です。歯周病のせいで歯ぐきが腫れたり、血が出たりするのは、この毒素が原因なのです。そのまま放っておくと歯周病が進行して、いずれ歯がグラグラになって抜けてしまいます。

痛みもないまま骨が溶けるなんて恐ろしい病気ですが、さらにこの歯周病は糖尿病や心臓病、早産の原因になるとも言われています。

あなたは、年をとったら歯が抜けるのが当たり前だと考えているかもしれませんが、実は、歯が抜ける原因の50%が歯周病だと言われています。つまり、歯周病を防ぐことができれば、あるいは歯周病になってしまっても、きちんと治すことができれば、一生自分の歯で過ごすことも可能なのです。

歯周病になると、このような症状が出ることがあります。

・口臭
・歯磨きのときに出血する
・歯ぐきがぶよぶよになる
・歯がぐらつく
・歯ぐきが赤くなる
・口の中がネバネバする

従来の歯周病の治療方法
従来の歯周病の治療方法では、ブラッシング指導や歯石の除去(スケーリング)、必要があれば歯周外科手術を行ないます。

すでに歯についてしまった、細菌の塊である歯石や歯垢を除去するのはとても大切なことですが、歯周病が再発しやすいのもまた事実です。

歯周内科治療とは?
歯周内科治療は、歯周病の原因である歯周病菌を、薬を内服して除菌する治療法です。歯周病の原因菌が特定されたのは実は最近のことで、21世紀に入ってから行なわれるようになった、新しい治療法です。

顕微鏡を使って、お口の中にどんな種類の歯周病菌が、どれくらいいるかを確認します。あなたのお口にいる歯周病菌に合わせ、細菌を除去する内服薬と、カビ取りの歯みがき剤を使って歯周病菌を退治していきます。

歯周病の再発を予防するために
歯周病は、歯周病菌という細菌の感染症です。家族間でも感染することがありますので、再感染には気をつけてください。できれば、家族そろっての歯周病治療がおすすめです。

また、毎日の歯みがきや歯科医院での定期検診でPMTCと顕微鏡による歯周病菌のチェックを受けて、お口の中を清潔に保つようにしてください。

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