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緊急事態宣言解除後の医院感染対策について1
2020/06/01
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2020年5月21日 大阪の緊急事態宣言が解除されました。が、
第2波、第3波への懸念から、依然最大級の考えうる限りの感染対策を継続しております。
感染対策に一つの基準はあるものの、今回の新型コロナウイルスは不明な点も多く、
今現在これで大丈夫!
といった対策があるわけではありません。
今行っている感染対策が、必ずしも正解ではないかもしれませんが、不明な点が多いだけに、やれるだけ、継続できる限り行うしかない、と考えています。
同僚歯科医師や他の医療従事者からの問い合わせも多い中、参考になればと考え、現在八尾市河村歯科医院で行っている緊急事態宣言解除後の対策をまとめてみました。
ご覧になった医療従事者におかれましては、忌憚のない意見を頂ければ幸いです。お互い工夫をし、コロナに負けない安心・安全な環境構築を考えていきましょう。
1、 スタッフの健康管理のため、1日2回検温、SPO2、脈拍を測定し、記録紙に記入。
37.5度以上は帰宅を促します。ただ、平熱が37度台のスタッフもいており、基本的に平均(的)平熱より1度上昇していたら用心のため勤務を控えてもらうよう指導しています。
2、 来院患者さんにもご協力をいただき、検温、SPO2、脈拍を測定し、歯科医師会からのアンケートに答えていただいた上、記録に残しております。
まれに自転車で予約時間に遅れないよう、急いで来院された方等で37.5度を超えている方もおられます。そういった場合はしばらく休んでいただいた後もう一度検温し、対応させていただいております。
SPO2も95%以上を正常とみなしていますが、93~94%の方もおられます。深呼吸をお願いし再測定をしてみたり、アンケートの内容や、治療内容を鑑みて当日の対応を決定させていただいております。
3、医院入り口に次亜塩素酸水を含ませたマットを設置した。
コロナ病床では「床にウイルスが存在した」といった報告もあったことから、靴底に付着しているかも!?
を懸念し、入り口に湿潤したマットを設置し、しっかり靴底を拭って院内に入っていただくようにしたのですが、
当院の入り口は西向きで、昼からは直射日光がまともで、しかも100均のマットゆえ軽く、風が強いとめくれて飛んでいってしまうことから、現在では待合室と診療室の間に設置してみました。
残念なことに多くの患者さんは片足がマットに乗る程度です。
現在アナウスの方法を検討中です。
この記事を読まれた患者さまにおかれましては、しっかり両足を拭いながらの入室にご協力の程よろしくお願いいたします。
4、 スタッフは受付担当者、衛生士共に最低限 マスク+手袋+アイプロテクト+ガウン+フェイス・シールド を装着してもらって対応しております。
ところがこのガウン ですが、暑いです。そこで、大阪府でコロナ陽性者0が7日間連続で達成できたならガウンを脱ごうか?と提案しております。が陽性者がポツリポツリ出現しており、なかなか脱げません。スタッフの熱中症対策にも0連続達成して欲しいものです。なお、患者さんへのアンケートも7日間連続0が達成されたなら止めようと考えています。が検温、SPO2、脈拍の測定は継続します。
5、治療終了後、毎回次亜塩素酸水やEtak®︎でチェアーを拭き取り
特にアームレストはほぼ触れることから、噴霧後確実に拭き取りを行っております。
従来より紙製のヘッドレストカバーを用いていましたが、拭き取り辛くなるため、この際やめました。
5、 紙エプロンを留めるコードを紙製のディスポーザブルのものに変えました。両端に両面テープがついており、紙エプロンに着けるだけの簡単なものです。
ゴミの減量には努力したいところではありますが、衛生面を考慮し、これもディスポとしました。両面テープはさほど協力ではないので、タオルには引っ付かず剥がれてしまいます。エコの取り組みとして、マイコップ、マイエプロン持参でポイント付与は継続しておりますが、タオル持参の方には従来のクリップで留めています。このクリップは使用ごとにアルコールワッテで清拭しています。
つづく