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滅菌・感染対策について その1

投稿日2008/12/22

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八尾市河村歯科医院での滅菌・消毒の実際については

「滅菌・消毒について その2」 をご覧ください。

「滅菌・消毒について その3

「手術をするわけでもないのに、歯科医院で滅菌や消毒にそこまでこだわるの?」とおっしゃるかもしれません。

通常の歯科治療では手術をすることはありませんが、治療の内容によっては多少出血を伴うことがあります。そのときに、もし治療器具の滅菌や消毒が不十分だと、前の患者さんに使った器具を介して、B型肝炎やC型肝炎、HIVなどに感染する可能性が高いことがわかってきました。

歯科医院の滅菌消毒業務には、診療報酬がありません。一生懸命やればやるほど経費がかさみ、歯科医院の経営は苦しくなっていきます。しかし、患者さんに安心できる治療、安全な治療を受けていただきたいという思いから、当院では、もし自分が治療を受けるのなら、もし自分の家族の治療をするのなら、をモットーに滅菌消毒をはじめとする院内感染予防に力を入れています。

当院の滅菌・院内感染対策

当院では、診療器具や器械について、すべて患者さんごとに滅菌を行なっています。

診察基本セットの「歯科用ミラー・探針・ピンセット」は、すべてオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)により滅菌しています。また、オートクレーブにかけれないような器具は、強アルカリ水で除蛋白処理を行い、その後に強酸性水にて処理しております。また可能なものはすべてディスポーザブル(使い捨て)です。

院内感染予防システム

患者さんに使用する器具は、患者さんごとにすべて滅菌処理しています。

(滅菌とは、すべての細菌を死滅させることです。)

滅菌処理しているもの

・診察基本セット(歯科用ミラー・歯周ポケット用探針・ピンセット)
・手術器具
・タービン・コントラ・スケーラー
・タービン・コントラのバー(歯を削るドリルの先端部分です。)スケーラーチップ
・リーマー、ファイル(歯の根の治療をするときに、細菌に感染した歯質を掻き出す器具です。)

使い捨てにしているもの

・紙コップ・紙エプロン
・注射針
・麻酔液
・グローブ(ゴム手袋)

滅菌と殺菌と消毒の違いをご存知ですか?

●消毒
消毒
病原微生物をある程度殺すこと。
●殺菌
殺菌
病原微生物を殺すこと。消毒よりは強いのですが、まだ不十分です。
●滅菌
滅菌
物質中の全ての微生物を殺すこと。完全な処理です。

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