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金属アレルギー治療
2020/02/10
その他の治療
金属アレルギーとは?
金属そのものは身体に無害ですが、汗や唾液などによって金属がイオン化すると、金属の成分が皮膚を通して体内に入っていきます。金属アレルギーだという自覚はなくても、夏などに汗をかいたあと、アクセサリーや時計、ベルトのバックル、ジーパンの金具、眼鏡の金属部分など、肌に触れていたところが赤くなったり、かゆくなったりした経験はありませんか?
体内に取り込まれた金属イオンは、身体の中にあるたんぱく質と結合します。この「金属+たんぱく質」という新しい物質を身体は「異常なもの」と認識し、次に同じ金属が体内に入ってきてたんぱく質と結合した時に、身体がこの「金属+たんぱく質=異常なもの」を攻撃し、同時に皮膚や粘膜を破壊してしまうこと。これが金属アレルギーのメカニズムです。
歯科金属アレルギー治療について
口の中は常に一定の温度(約37℃)に保たれ、しかも湿度100%です。高温で多湿な環境に金属を置いておくと、錆びたり劣化したりするのは容易に想像できると思います。それと同じ状況が、あなたの口の中でも起こっているかもしれません。。
金属アレルギーを調べる方法にはいくつかありますが、専門医院での検査が必要となります。もしあなたが歯科金属アレルギーの疑いがある場合、お口の中にある金属をセラミックなどの金属を使わない材料に取り替えたほうがよいかもしれません。
保険で使える金属でも鋳造して使用するもの(金パラ:いわゆる銀歯)は比較的安全で、イオンが溶け出しにくいとされてます。が、異種金属(見た目が金色:保険外治療で使用される金属や、セラミックを焼き付けた被せものに使用する金属等)と混在した状態になっている人は、金属の腐食が進みやすく、アレルギー症状が出ているケースも見かけます。